うてなの会

「うてな」とは花の「萼(がく)」のことで、たんぽぽを支える親の集まりです。

月1回のバザーと相談・交流会を行なっています。

相談・交流会は隔月で金曜日の夜と土曜日の午後、たんぽぽで開催しています。
お子さんに関わる悩みを相談したり、近況などをゆったりと話し合う場です。

12月の相談・交流会で話したことを少し紹介します。

ー不登校で、部活だけ参加している子どもがいます。本人の希望で、卒業アルバムを購入するつもりでした。
けれども、卒業アルバム写真撮影の日に体調を崩して欠席したら、再撮影はしないと言われました。たった五人の三年生でした。不登校の子どもにとっては、唯一の自分の写真でした。
そこで学校にもう一度交渉したところ、何とか撮り直してくれましたー

その他、子どもや親自身の近況などを交流しました。

ざっくばらんに話をして、ホッとできる集まりです。

どうぞお気軽に、お問い合わせください。


2023年9月16日(土)「うてなの会」

鶴見ケアプラザにて15時から行い、10名出席でした。
そのうち3名が初参加で、簡単な自己紹介のあと、いまお子さんや学校のことで悩んでいることなどを語り合いました。
スタッフの体験談も語られ、皆さん真剣に聞いてくださり、また新たなつながりができたと感じられる会でした。

2023年3月18日(土)「お話と交流会」

「不登校になった我が子とどう向き合えばいいの?
 <お話>父親の立場から我が子の不登校を体験して 」
というテーマで、2人のお父さんのお話をインタビュー形式で伺いました。
やり取りの一部を紹介します。


我が子が不登校になったとき、どう思いましたか?

  • 幼稚園の頃から行かなくなり、それでいいのかなと思いましたが、母親の意見が強く仕方がないと思った。
  • 小5の頃から不登校になったときは「行くべき」「行かせなきゃ」と焦った。先生に連絡したり、中学(年齢)になったときは英語のDVDを置いたりした。今から思うと自分が不安だった気持ちを子供に押し付けてしまい、反省。


不登校になってから、気づきなどは?

  • 子は高卒認定を取って大学には行っていたが、4年生の時「会社とか回ったら?」と言ってしまった。子どもはそれぞれ違うし、終身雇用が当たり前だった自分たちの頃の社会とも違う。
  • たんぽぽなどで、いろんな大人の関わりがあった。親が悩みを話し合える場があったのもよかった。

インタビューの後、参加した方から質問や、抱えている不安などが出されました。
いつものうてなの会はお母さんの参加が多いですが、今回はお父さん2名が初参加されました。これからもお父さんの参加もお待ちしています。

2023年2月5日(日)「たんぽぽ子育て講演会」

心理カウンセラーの内田良子さんにお話を伺いました。

  • 新型コロナ禍で、ますます不登校の子が増加している。
    学校でも外でも、友だちと自由に遊べない。
    コロナ対策で先生も疲弊して不寛容になり、暴言や懲罰等の問題行動が出る。
  • いじめや体罰のために登校できなくなっているのに、精神科医療につなげられ、発達障害や精神疾患と診断(誤診も多い)され、投薬など過剰医療になってしまう。
    今は「発達障害バブル」の時代。保健所の健診でも赤ちゃんのときから心配する。
  • 子どもの自殺は長期休暇の後に多い。命を絶ってしまった子は、学校をほとんど休んでいない。

  • 「不登校・ひきこもりは文化の森の入口」
    ゲーム、絵を描く、楽器、動物を飼う、植物を育てるなど、子どもたちは自分で選んで、 クリエィティブに世界を広げる。芸術的な営みは傷ついた心を修復し、失われたエネルギーを回復する。
  • 親が一生懸命に子どもを「教育」や何かをやらせようとしなければ、子どもは育つ。
    子どもの育つ力を信じて待つことが大事。

50年間も子育て相談を続け、子どもの側に立って親と一緒に考えてこられた、内田さんのお話は重みがありました。「不登校は文化の森の入口」って素敵なことばですね。 そして、家やたんぽぽでゲームをはじめ、好きなことをしてゆっくり過ごす時間がとても大切で必要なことだと、あらためて確信が持てました。

2022年11月27日(日)「小学生親の会」

11月27日、たんぽぽ親の会小学生の部を開催しました。
今回はすでによく知っているお母さんたち少人数が集まり、気軽な雑談形式で始まりました。
今のそれぞれの家での様子に加え、不登校そのものの話題だけではなく、学校は今どんな状況なのか、学校との連携の課題なども話に出ていました。
また、印象に残ったのは、実はこれまでそんなに話題に上がらなかったと思われる、勉強のこと。あまり勉強のことは言わない方がいいと言われることが多いけど、親としては気になること。
勉強それ自体をやっていればOKではない。かと言って何故勉強が必要だと思い、不安に思うのかな、という「本音」を親が自分で気付き、子どもに伝えてみてもいいなと思った会でした。

次回は年明けに開催します!

2022年11月19日(土)「うてなの会」

11月19日のうてなの会は5名の参加でした。
子どもが大きくなった親ばかりだったので、近況を交流しました。
うまくいくことばかりではないですが、それぞれのペースで歩いている子どもたち。
なるべくやりたいことをやって、(親も)日々を楽しく過ごせればよいですね。

2022年10月15日(土)「うてなの会」

10月15日のうてなの会は、7名の参加でした。
学校に行けなくなっている小・中学生のお子さん。最近はタブレットが渡されるため、オンラインでの報告や参加を求められるそうです。 せっかく家で休んでいるのに安心できず、便利なことばかりではない状況のようです。
お子さんがゆるっとゲームくらぶに参加して、とても楽しかったといううれしいお話も聞けました。

2022年9月25日(日)「小学生親の会」

小学生のお子さんを持つ4名が集まり、学校へ行かない子どもたちの暮らしについて話しました。
『親の会というと中学生以上のことが多く、身近ではあまり出会う機会がなかったけども、こうやって近しい立場の人と話せて嬉しい。』 『自分の状況だけでなくて、他の人の話も聞くことができてよかった。』などの感想をいただきました。
毎回、安心安全の場で、楽しく穏やかな時間を過ごしています。

2022年9月17日(土)「うてなの会」

初参加の方を含めて、6名で各自の経験や思いを交流しました。
『支援学級』に所属するお子さんが増えているようで、学校のシステム自体を変えていく必要性を、改めて考える機会になりました。

2022年5月29日(日)「小学生親の会」

今回は、3、4、5年生の歳の近い女の子のママたちが集まりました。
家での過ごし方、学校との関わり方、これからに関しての不安など、話に出たテーマはいろいろ。
たんぽぽへ通っている子もいて、曜日が重なって一緒に遊べる日があるといいね!などの話も。
何かを作ったりするのが好きな子が多いようで、今後のたんぽぽでのイベントのヒントが、親の会でもどんどん出てくるといいなと思います!
次回は7/31(日)の予定です。

2022年5月21日(土)「うてなの会」

簡単な自己紹介のあと、今日初参加の保護者の方々のお話を聞くことを中心に行いました。
初参加の方々は、ネットで情報を取得するなかでフリースペースたんぽぽを知ってくださり、親の会に足を運んでくださいました。
平日の昼間、親が仕事で留守のときにどんなふうに過ごすか、過ごしてきたかを話しました。
親としては居場所を見つけて行かせたいが、子どもが疲れが癒せてない間は家で安心して休むことが必要で、勉強はやりたくなった時からでも始められることなどが語られました。
ますます厳しくなっている今の学校の現状を教えていただき、親の会としても勉強になりました。

2022年4月16日(土)「うてなの会+小学生親の会」

4月のうてなの会は小学生の会と合同で、たんぽぽ6名、zoom2名の参加で行ないました。
環境の変化もある4月、それぞれの近況を交流しました。
中学から学校に行き始めた子たちも少しずつ学校に慣れ、それぞれのペースで元気に過ごしているとのことでした。
良いことも悩みも、引き続き交流していきたいと思います。

2022年3月19日(土)「うてなの会」

初参加の方を含めて7人の参加でした。
小学生のお子さんがなかなか学校に行けなくなっているお母さんから、状況や悩みを語っていただきました。毎朝「行く」「行かない」の親子での葛藤、学校への連絡は本当に大変です。
他の参加者が自身の経験を話したり、2月の二村さん講演会で話されたこと、「お腹が痛くなったりするのは自分の命を守ろうとする本能」という児童精神科医の渡辺位さんの言葉を紹介するなど、いろいろ話し合いました。
同調圧力が強い社会ですが、一人一人の個性を受け入れられる学校になればよいという話も出ました。
これからも、うてなの会が少しでも気持ちが軽くなったり、解決策が見つかる場になればよいと思います。

2022年1月22日(土)「うてなの会+小学生親の会」

2022年最初のうてなの会(親の会)は、1月22日(土)フリースペースたんぽぽにて、小学生の親の会と合同で行われました。
出席は、たんぽぽに5名、zoom参加が4名でした。
その内初めての参加の方が1名で、自己紹介をしながら初めての方を中心にお話を聞いたり、質問をしていただいたりしました。
質問に対して参加者ひとりひとりが、子どもが不登校中の仕事のこと、家での父親の対応のことなどを話しました。
子どもたちについては、オンラインのゲームが楽しいこと、ゲーム相手と会話ができること、友だちは作りたいこと、絵を描いたり工作したいなどのお話がありました。相談も含めて、たんぽぽの取り組みがお役に立てているようで嬉しいです。

2021年11月28日(日)「親の会小学生の部」

初めてご参加くださった方とzoomでお話でき、改めて今の時代の便利なツールはコミュニケーションを生み出してくれるなあと実感しました。
お話は不登校になった経緯や親が感じていること、今こんな感じで毎日を過ごしていて、こういうことが好きです!等、いつもながら話題は尽きません。
小学生の不登校のご相談も増えてきているこの頃、「親の会小学生の部」が、気軽にお父さん、お母さんが参加できる場であるといいなと思います。

2021年11月20日(土)「たんぽぽ講演会」

今回のたんぽぽ講演会は、たんぽぽに通っていた若者2名にインタビューしながら話を聞いていく形式としました。
その後、会場とzoom参加者で2グループに分かれて交流の時間を持ちました。
若者ふたりはどちらも不登校を経て、高卒程度認定試験を受け、大学に進学しました。
質問タイムでは、家でダラダラしなかったか、いつから大学に進学しようと思ったか、行かなかった時期に困ったことは!?などの質問がありました。 ふたりとも家ではダラダラしていた、高校生の年齢になって自分から進学したいと思った、家での自己管理がひとりでは難しいなどの答えがあり、 たんぽぽに来ることによって得られたことが多かったとのことでした。
親たちに望むことは、許されるなら、やりたいことをのびのびさせてあげてほしい、心理的にきつい時は休ませてあげてほしいとのことでした。
短い時間のなか、直接いろいろな話が聞けて、今日が初めての方も楽しい雰囲気で交流できました。

2021年10月16日(土)「うてなの会」

たんぽぽにて4名の参加で、お互いの近況などをゆるりと交流しました。
またコロナ禍で不登校の児童・生徒が増えているという文科省調査についても話し合い、子どもが安心できる居場所の必要性を再確認しました。
zoomでもじゅうぶん話はできますが、やはり顔を合わせてのほうが(機器の操作がないことも含めて)落ち着いて交流できると思いました。

2021年9月26日(日)「小学生の会」

たんぽぽの会場に4人の参加がありました。
それぞれ初めて会う方たちで自己紹介からスタートしましたが、話が途切れることなく、2時間があっという間に過ぎてしまいました。
この状況がいつまで続くのかなど、今不安に思っていること。
食べものの好き嫌いやアレルギーのこと。
不登校とコロナ禍での家族の関係など、いろいろなことが話されました。
他の方のお話を聞いて、ひとつひとつとても参考になり、元気をもらいました。

2021年9月18日(土)「うてなの会」

会場参加が4名、zoom参加が7名の計11名でした。
ホームページをご覧になったりして
初参加の方が3名いらして、現在の状況をお話していただきました。
それに対して、皆さんにこれまでの体験や思いなどを語っていただき、交流しました。
今回、それぞれの家庭での子どもへの接し方に共通点がありました。それは、自宅で過ごすことの多い子どものやることを否定せず、気持ちに耳を傾けるということです。親の意見を押し付けず話し合っていく等です。
親の意識が前進してきていると感じました。学校の状況はますます厳しくなっているので、親どうしのつながりを持ち、支え合っていけたらと思います。
スタッフの皆さんはzoomの準備等ありがとうございました。

2021年7月17日(土)「うてなの会+小学生親の会」

講演会の後、同じ会場で交流会が持たれました。菅野先生も含めて講演会の出席者全員が参加してくださいました。
まず会場参加、zoom参加の方の自己紹介があり、今回初参加の当事者の方2名から他の皆さんに聞いてみたいことを募り、体験者やスタッフから答えるという形を採りました。
この方法で、短い時間を有効に使うことができました。
質問では、やはりここ数年で当事者になられた方ならではの先のことへの不安、学校がある平日の家での過ごし方、子どもさんとの関わり方などが語られました。
それらに対する答えも経験者それぞれ具体的であって、少なからず参考にしていただけたのでは、と思います。
何より嬉しかったのは、ついこの前までは知らなかった方どうしの繋がりができたことです。
ほぼ毎月行われる交流が情報交換の場となり、当事者家族の孤立を防いでくれるといいな、と思いました。
準備にたくさんの時間と労力をかけてくださったスタッフの皆さんにも感謝いたします。

2021年6月26日(土)

各自の自己紹介の後、皆さんの関心の高いバザーの今後の見通しについて、担当者からお話していただきました。新型コロナの状況を見て、秋から再開できればとの予測です。
他に親御さんたちがたんぽぽに繋がる重要なツールであるホームページの話、ボランティアに現在来てくださっている青年の感想、zoomによる工作教室の紹介等様々なお話が聞けて、充実した1時間でした。

2021年5月15日(土)「うてなの会 たんぽぽ、Zoom」

たんぽぽ3名、zoom4名の参加で行いました。
初めて参加された小学生の子がいるお母さんから大人になった子がいる親まで、幅広い世代の経験が交流できました。
「不登校」は10年20年前に比べ、社会的に受け入れられてきているものの、当事者はまだまだ悩みや苦労が多いのが現実です。交流で他の親の話が聴けて良かったという声もありました。これからもzoomを含めた開催を続けていきたいと思います。

2021年4月17日(土)「うてなの会 たんぽぽとZOOM」

たんぽぽで、うてなの会が開かれました。
ZOOM 参加も合わせて6名の参加者。時間は午後2時から4時まで。
主に子どもたちの近況報告をしました。
感染状況にもよりますが、スクールカウンセラーを交えての会を検討中です。
また、連絡の簡素化を図るため、うてなの会の LINE グループを作ることになりました。

2021年1月31日(日)「たんぽぽ親の会 小学生の部」ZOOM開催

今回、初めて小学生の不登校のお子さんを持つ保護者で親の会を行いました。
参加者は、たんぽぽスタッフも含め6名で、話が途切れることなく、あっという間に2時間が経ちました。
それぞれの自己紹介から始まり、今まで学校とどんなやり取りをしてきたか、その中で感じたことを交流しました。先生に理解されにくいので、子どもの苦手なことや好きなことなどを書いて学校に渡した人もいました。担任との関係を作るのが難しい時は、保健室の先生や校長先生など違う先生とも話をしたという経験も話されました。学校で細かいことがいろいろ決まっていて、子どもがそれに応えようとすると苦しくなる現状があるなどの意見もありました。そんな「学校スタンダード」についても話題に。
また、家でどんな風に過ごしているか、好き嫌いも多くて困っているなどの話もあり、それぞれのおうちでの様子を交流しました。
東京から参加された方もあって、横浜の教育行政がひどく(中学校の給食がない、先生の配置が少ない)驚く場面もありました。
たんぽぽでも、小学生の相談が以前より増えています。コロナ禍で、どうなるか心配でしたが、今回オンラインで開催できてよかったです。 また、開催しますので、ぜひ、ご参加ください。

2021年1月 ZOOM開催

7名の参加で、ZOOM開催しました。
たんぽぽでは、相変わらずコロナ感染対策の消毒などいろいろやっているが、結構大変です。
バザーも中止になり、バザー品を受け取れなくなっていますが、毎月カンパを届けてくださる方がいます。
先日子どもたちと4人で人生ゲームをやりました。アクリル版を工夫して使ってやったのですが、お菓子を食べながらやることは、コロナ感染対策上難しいです。
家での毎日の子どもたちの様子が、皆さんどんな感じか知りたいという声が多かったです。自由すぎて、毎日規則正しい生活を習慣にすることが難しい。と感じています。小学生の相談が多いと聞いたので、小学生親の会を企画することにしたこと。それは横浜で、つながりが広がればいいと思っているので、ということでした。
相談に来た人たちとzoomでも繋がれればいいと思って交流会をしているのですが、家の状況で子どもがいると難しいこともあると思われます。
リアルなつながりを大事にしたい。という話しには、みなさんうなずいていました。

2020年3月7日(土)

8名の参加で、お茶とお菓子をいただきながら交流しました。
最近お子さんがたんぽぽに来るようになったお母さんからは、たんぽぽの「ゆるさ」が合っているのかなというお話がありました。ただこれから進学するようになったときに、生活リズムが作れるかな、なじんでいけるのかな等の不安も出されました。
休み始めてしばらくはとても疲れているので、とにかくゆっくりと休むのことが必要。それから本人がやりたい気持ちになるまで待つのも大事。大学なども行ってみて違うことがあったり、人間関係もどんな人がいるかわからない。すごく好きなことなら続けられるかもししれない・・・等、子が大きくなった親たちから経験も交えての話をしました。
とはいえ、大きくなってもいろいろと心配はつきないものです。
話すことで少し楽になれる会になれば良いと思います。

2018年7月7日(土)

5名の参加で、お茶とお菓子を食べながら、今後のうてなの会の持ち方などについて話し合いました。
日々の相談や交流の他、テーマを決めてやっても良いのではという意見があり、「アロマ(リラックスする香りなど)を体験して知る会」や「エスニック料理を作る食事会」などの案が出ました。
8月以後の日程については、追ってお知らせします。